【行事名】 初夏の里山ハイキング・1等三角点コース」
【日 時】 2009年5月10日(日) 9:30〜15:30 約6Km
【場 所】 美浜町役場⇒町民の森⇒オレンジライン⇒鍋山⇒町民の森⇒内扇「義朝の森」
【天 気】 快晴 気温30度C
【担 当】百合草、門脇
【参加者】 大人49 小学生10 幼児5 合計64名 自然観察会員11名
(会員:百合草 門脇 沖田 榊原靖 神野 山本 吉田 榊原正 浅井 降幡 牧野)
【内 容】
まぶしい五月晴れの美浜町役場前にはハイキングブームを反映して、多くの人が集まった。ハイキング出発地点の町民の森は新緑の装いで迎えてくれる。コナラやヤマモモの薪緑の中に、ニセアカシアの白い花がこぼれ、地面にはヤブタビラコやジシバリの黄色い草花が広がり、今里山のいちばん美しい季節だ。里山やCOP10の話の、1/8000地図によるコースの説明があり、6Kmのハイキングへ出発。めざすは知多半島唯一の一等三角点鍋山(標高81・6m)だ。 南知多道路をくぐり,県道小鈴谷・河和線を渡る。田んぼの中にダイサギが四羽ほど餌を啄ばんでいる。美浜クリニックを右に曲がればいよいよ里山の世界だ。森の中を縫うような登りの小道となり、ホーホケキョと鶯が出迎えてくれる。そして、ときおりミカンの香りが漂ってくる。知多半島は侵食された谷あいには田んぼが開け, 台地・丘陵は畑作、とくにミカンの栽培が盛んだった。しかし1960年代に入り貿易の自由化が進んだ結果、多くのミカン園が放棄され今では昔の森にかえりつつある畑も多い。それは里山の荒廃の時期とも一致している。
雨が少なく,保水力の乏しい丘陵の知多半島の人々は1961年に愛知用水が完成するまでは水不足に苦しんできた。江戸時代以降、農業用水確保のため谷頭には必ずため池が作られ厳しく管理されてきた。今ではコース沿いの入道池,猿田池、吉田池などはブラックバスやブルーギルなどの外来種の魚類が放たれ、レジャーフィッシングの人が目立つ。猿田池あたりのボタにはヤマツツジが満開だ。予定時間を大幅に過ぎた11時半近くに一等三角点に到着。冬の晴れた日には西に多度山・鈴鹿山脈~伊勢の朝熊山、東には渥美半島〜本宮山を眺望することができるのだが、2月の黄砂が始まって以来見晴らしがきかなくなってしまったのが残念でならない。
神野さんから夏鳥の話をお聞きし、記念写真を撮影して下りに入ったとき、死んだヘビを見つけたと喚声が起こった。駆けつけた降幡さんがヒバカリについて解説してくれる。その日ばかりで死ぬ程の猛毒ヘビと思われて名がついたが、今では毒のないおとなしいヘビだとわかったとのこと。再び県道に戻り、町民の森への最後の登りの頃には暑さと空腹で無口の人が多くなる。四等三角点(68・5m)に着いた時は12時半を過ぎていた。車で内扇義朝の森に移動するとなんとアンコウの味噌汁とクロダイの塩焼きが待っていた。木陰で味わう昼食の旨さはまた格別だ。午後はタケノコ掘りや草木の工作、もぎたて畑の植付けなどの班に分かれて活動、終了したときには時計の針は15時半を示していた。別紙参照 (記・百合草)
ハイキングガイド ー新緑の里山ハイキング・一等三角点コースへようこそー
【観察した生き物】
◎植物
コメツブツメクサ、コウゾリナ、タンポポ、オオジシバリ、ハルノノゲシ、ニワゼキショウ、ヤマツツジ、ニンドウ、ツルウメモドキ、ノイバラ、ノハカタカラクサ、イボタ、アキグミ、マツバウンラン、チガヤ、シナダレススメガヤ、ハゼ、ヌルデ、ヤマハゼ、ヤマウルシ、タラ、ニガナ、コウヤボウキ、ハイネズ
◎昆虫
ベニカミキリ、シロヒトリ、マイマイガ、ジャコウアゲハ、クロコノマチョウ、
◎その他
ヒバカリ(ヘビ)、カナヘビ、オカダンゴムシ
【観察会の様子】
【左】一等三角点からの眺め、すばらしい 【右】一等三角点の文字が刻まれている
【左】ヒバカリ 【右】サツマイモの植え付け
【観察会続き】
鍋山の一等三角点で記念写真

【左】役場の玄関前で受付
【中】町民の森に移動し、本日の予定をお話しました。
【右】谷津田地帯を進みました。

【左】オレンジラインのオレンジ広場でトイレ休憩
【中】鍋山はもうすぐ
【右】一等三角点

【左】野鳥のお話をしています。
【中】ヒバカリはやさしいヘビです。
【右】越冬したツチイナゴをみつけました。

【左】ウラジロのうつくしい芽吹き
【中】内扇の森でおいしいご馳走を作っていただきました。
【右】タケノコの和え物

【左】アンコウのコラーゲン汁
【中】おいしくいただきました。
【右】アンコウの口

【左】タケの滑り台、快適です。
【中】木登りしてVサイン
【右】手裏剣(しゅりけん)講習会

【左】カナヘビ君と記念写真
【中】跳び馬に挑戦
【右】大きなタケノコを取りました。(折りました)

【左】タケノコを取ってVサイン
【中】ツルでカゴ編みをしています。
【右】タケノコ、手裏剣、跳び馬

【左】タケに付く、ベニカミキリ
【中】30
【右】シロヒトリの仲間?

【左】マイマイガ
【中】ジャコウアゲハのご老体
【右】クロコノマチョウ?

【左】35
【中】36
【右】オカダンゴムシ

【左】コメツブツメクサ
【中】コウゾリナ
【右】タンポポの綿毛


【左】オオジシバリ
【中】ハルノノゲシ
【右】ニワゼキショウ

【左】里山にヤマツツジの垣根
【中】ヤマツツジ
【右】ミカワヤマツツジ?

【左】オレンジラインにツツジの植樹がありました。
【中】ニンドウ
【右】ツルウメモドキの雄木

【左】ノイバラ
【中】ノハカタカラクサ
【右】イボタ

【左】アキグミ
【中】マツバウンラン
【右】チガヤ

【左】シナダレススメガヤ
【中】ハゼ
【右】ヌルデ

【左】ヤマハゼ
【中】ヤマハゼは毛が多い
【右】ヤマウルシの葉は鋸歯(きょし)がある。

【左】タラ
【中】ニガナ
【右】コウヤボウキ
【左】ハイネズ
【右】66