「里山で冬を迎える生き物を観察しよう」

平成15年12月14日(日)

観察場所:野間駅から「義朝の森」(里山)へ自然観察ハイキング


 12月中旬になり、落葉樹のほとんどは葉を落とし、冬に入ったことを感じさせます。路傍や水田の稲刈りの跡を見ると越年草が新緑になっているのが目に付きます。そんな中、春に盛んに花を付ける越年草が早くも開花しているものを幾つか見つけることができました。やはり今年は暖かかったのでしょうか。 
 野間駅からのゆっくりしたペースで自然観察ハイキングをしてお昼に「義朝の森」に到着しました。里山で収穫したダイコンとゴボウを入れて恒例のブタ汁が作られました。焚き火の中にはやはり里山で収穫した薩摩芋(さつまいも)が入れられました。これらを楽しくいただいた後、午後の作業を行いました。作業は観察路の整備です。観察路予定地に大きな杉の木が倒れかけていたので伐採をしました。子供たちががんばって運搬を手伝ってくれました。

 
【左】杉谷川の左岸を上流に向かって散策を開始しました。
【右】川の中にオオフサモが繁茂していました。これは南米原産の外来植物で栽培していたものが野生化したものです。

 
【左】モクズガニのハサミがコンクリートの上にバラバラになって落ちていました。
【右】イシガメの幼体も落ちていました。カラスの仕業みたいです。川で採集して高いところから落として砕いて食べたのでしょうか。

 
【左】オオタニシもありました。中に赤ちゃんがたくさん詰まっています。卵胎生の様子が観察できました。
【右】シマヘビが道で日向ぼっこをしていました。ヘビは草の色と同じで踏みつけそうになりました。

 
【左】「この植物何に似ていますか」のクイズに当選しました。答えはネズミノオです。日当たりのいい道端やグランドの縁に生えています。
【右】セイタカアワダチソウの綿毛です。あわ立っているように見えますが、名前は花の様子からです。

 
【左】枯れ木に間から白いものがのぞいていたので手にとったところ、カミキリにカビが生えたみたいです。冬虫夏草に成長するかもしれません。
【右】春の七草、ナズナの花が咲いて実をつけていました。「義朝の森」の里山に行く途中で春の七草全部を確認できました。

 
【左】外来植物のホナガイヌビユです。若い実を佃煮にするとおつなものです。
【右】これも外来植物のオオオナモミです。オナモミはアジア大陸、オオオナモミは北米大陸原産です。

 
【左】センナリホウズキは熱帯アメリカ原産の外来植物です。当日、食べられるといいましたが美味しくありません。美味しいのはこれに似たショクヨウホウズキです。
【右】タネツケバナがもう咲いていました。この花が咲いたら種籾(たねもみ)を水に浸けて、種まきに準備をするところから名前が付けられました。

 
【左】高学年のお兄ちゃんは、ジョウロウグモをいじめましたが、保育園の子が手にとって救ってくれました。
【右】「ぼくジュズダマ知っているよ。おかあさんに教えてもらった」

 
【左】春の七草の御形(ごぎょう)です。ゴギョウはハハコグサのことで、餅などに入れて食べるところがあります。
【右】春の七草の(仏座)ホトケノザです。これはキク科のホトケノザです。水田の改良工事をしたために少なくなり、最近は栽培しているそうです。ですから一番見つけにくい草です。

 
【左】レンゲが花をつけていました。
【右】オオジシバリも花をつけていました。

 
【左】草の上を散歩していました。ヒメバチの仲間でしょうか教えてください。
【右】ノミノフスマの名前は蚤(のみ)の衾(ふすま)からだそうです。衾はノミが寝る時にまとう夜具に見立てています。

 
【左】観察会のときにミズキンバイといいましたが間違いです。同じアカバナ科で外来植物のヒレタゴボウでした。
【右】集落に近いところの古い土手にノハラアザミが咲いていました。

 
【左】先ほどクモを嫌っていたお兄ちゃんはコカマキリを手に持つことができました。
【右】家の軒下にキイイロスズメバチの巣がありました。農家の人は害虫をたくさん取ってくれるスズメバチをお守りとして大事にしている地方もあります。

 
【左】ボクトウガが樹木を食べ糞をしたものと聞きましたが、よろしいでしょうか。
【右】「義朝の森」に到着しました。ここには源義朝にまつわる伝記あります。これは直ぐ近くにある首塚の写真です。

 
【左】昼の準備をしています。
【右】焼いもを焼きながら昼食にしました。

 
【左】竹ボラを製作しています。
【右】竹ボラを吹いています。だんだんうまくなりました。

 
【左】竹の節のところにこんな癌腫(がんしゅ)ができていました。何でしょう。
【右】子ども達が協力して重たい杉の木を運んでくれました。


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